Sadayoshi Atsumi
渥美定義(アツミサダヨシ)のオフィシャルサイト。
綴りのない光
地上の花
話の道
お鍋の季節
山羊
綴りのない光
Uu 風にまたがる uu 星に寄り添う
たましいの降る夜の つづりのない光のように
Uu 朝がつり合う uu 夢が重なる
いくつものかくされた 心は不思議のないように
らんらんらん
Uu 息がからまる uu 街の案内
雨の日も 晴れた日も 失くしたものなどないように
Uu 鳥がなきかう uu 胸に重なる
明るみに照らされた 何にも不思議のないように
Uuu
らんらんらん
らんらんらん
Uu 風にまたがる uu 星に寄り添う
たましいの降る夜に つづりのない光のように
地上の翼
朝の冷たい光 道端に咲く赤い
ツバキのつぼみの声
あるあるあるある そんなこと ほー
夢にまで咲く赤い 糸と針でつきとめる
川にはねるボラのこと
流れて 流れて 日の心地 ほー
またいつか空の下 歩いてる
つむがれたたましいも みんな空から見守るの
トントンカラリ どこかきいた
つきせぬものの さる話
今も はてしない おちかづき
小さな胸にこだまするそうな
雨ふる日が気持ちに 自然とおとす影に
よりそえるものはただ
人 人 人 人 はたらく夢
都会よりも小さな 世界がふいにひらき
川にはねる日の光
流れにかまわず まいうかぶ あー
トントンカラリ どこかきいた
つきせぬものの さる話
今も はてしない おちかづき
小さな胸にこだまする
話の道
世界中の戦争が終わり
世界中の金が尽きて
庭の枝にスズメがきて やがて忘れられた
世界中のうそが暴かれ
世界中の人が行きかい
悲劇的な雲がわかれ やがて忘れられた
空と海が溶け合うより
仏様が寝転ぶより
魚釣って海にもぐり やがて忘れられた
いつもいつも同じころに
贈り物を身につけたり
そんな名前で呼ばないまま やがて忘れられた
森の人が空を見たり
光がいっぱい形になって
まるでみんなそばでおこる いつも忘れられた
また会えたね
お鍋の季節
遠い国から運ばれた
あったかいおなべの香り
うず潮をながめる雲に
涙なんてうかべない
それからいくつもの家
山から水が流れた
理由を道にならべた
ららら
大きな鐘が鳴るたびに
小さな胸がドキとした
季節に住まう虫たちが
綺麗な砂漠を夢見た
繰り返せるものがなくて
あらゆる武器をほうり投げた
真っ白い雪が降るころに
そいつでおなべをつくる
ひとしくふる火にくべた
あったかいおなべの香り
だまってみんなでたべる
ふーふーふー
遠い国から運ばれた
あったかいおなべの香り
うず潮をながめる雲に
涙なんてうかべない
山羊
月の形にあきることなく
街にはりつく壁紙の目
とけないヒモ ぶったぎるクセ 尾っぽの長い 鳥の名前
白い紙に 文字をお絵かき
天使の素手に 布がまかれ
感じない星 あったかい海 西暦のない 通り道で
今は きっと きこえるとおり
目で見る目から 通じるとおり
願いもなしに おくられたこと
大きなヤギが ムシャムシャしてる
赤いかばんに るるる
空にすかした 手のひらのふち
参考図書 案じない風 そこらじゅうで ふんぞり返る
太陽の色 静かな気持ち
調べてほしい 手のひらのふち
感じない星 あったかい海 西暦のない 通り道で
今は きっと きこえるとおり
目で見る目から 通じるとおり
願いもなしに おくられたこと
大きなヤギが ムシャムシャしてる
らららmnn